Idemitsu Museum of Art
Genji-e The world of brilliant aristocracy
出光美術館
IDEMITSU MUSEUM OF ARTS
〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階
(出光専用エレベーター9階)
9th Floor, Teigeki Bldg., 3-1-1 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo
交通:JR『有楽町駅』下車 国際フォーラム口より徒歩5分
地下鉄三田線・日比谷線・千代田線『日比谷』下車
有楽町線『有楽町』下車 帝劇方面出口より徒歩5分
TEL:ハローダイヤル 03-5777-8600(展覧会案内)
華やかなる王朝の世界 源氏絵
2005.1.8 sat - 3.6 sun
開館時間
火曜〜木曜 10:00〜17:00
金曜 10:00〜19:00
日曜、祝日 10:00〜17:00
入館は閉館の30分前まで
入場料金
個人 団体(20名以上)
一般 800円 600円
大学・高校生 500円 300円
【評価 ☆☆☆☆☆】
荷物を預けるロッカーがエレベータ前にあり、無駄がない。小さいながらミージアムショップもある。
展示内容にもよるが、今回の源氏絵はすばらしく満点を付けたい。特に桃山時代制作の『伝 土佐光吉』作の源氏物語図屏風が圧巻。源氏物語のそれぞれの章のついた絵が六曲一双にまとめられている。そのタイトルを眺めながら、源氏の物語を思い浮かべるのはとても優雅で贅沢な時間だ。
土曜日の午後訪れたので、いくぶん混んでいたが、それでも作品展示があちこちにあるので、屏風の前に佇んでゆっくりと眺めることができた。この源氏物語図屏風は室町、桃山、江戸と多くの画家たちによって描かれているが、それはやはり源氏のもつ雄大な構想力だと思う。
平安時代の女流作家が描いた小説の一場面をその後、画家たちが命がけで描いているのである。源氏は宮中にまつわる話だから、雲はみな金色だ。特に若紫を発見する場面は皆が描いている。西洋の受胎告知のような存在である。
ひととおり見て回ると朝夕庵という茶室もある。その前には皇居をのぞむお堀端の風景が広がっていて、給茶器による無料の湯茶のサービスもある。